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男性医療とアンチエイジング

男性医療とアンチエイジング

2016年2月14日の日本抗加齢医学会講習会の「男性医療とアンチエイジング」(永井 敦・川崎医科大学泌尿器科)をまとめてみました。
 
男性ホルモンとして重要であるテストステロンのうち、遊離テストステロンが保険診療で測定可能です。
 
遊離テストステロン低値は、加齢・不健康な食生活(肉・揚げ物・ファストフード)に関連します。
低テストステロンと重大な心血管系疾患が相関し、また血中テストステロン値が低いと死亡率(全疾患)、心血管系疾患死亡率、癌死亡率が高いことが報告されています。
テストステロン低値患者にテストステロン補充療法を行うことにより死亡リスクが減少します。
なお、テストステロン補充療法は前立腺癌、睡眠時無呼吸症候群患者などでは禁忌となります。
 
下部尿路症状と低テストステロンは関連し、低テストステロン患者にテストステロンを補充すると排尿症状・蓄尿症状が改善し、残尿量も減少(メカニズムは動脈硬化改善・血流改善)します。なお3回以上の夜間頻尿の男性は早死にすることが報告されています。
 
70代日本人の71%がED(勃起障害)です。EDは種々のリスクファクター(高血圧、糖尿病、脂質異常、喫煙、肥満など)に加え低テストステロンが危険因子となります。
EDのリスクファクターの排除はアンチエイジングにつながります。EDは万病の元、あなどってはいけません。
 
ED治療薬であるPDE5阻害薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)のポテンシャルとして、骨盤虚血改善(⇒頻尿、排尿障害改善、前立腺肥大症改善)、記名力改善、血管内皮細胞リハビリ、テストステロン値上昇が挙げられます。
血中血管内皮細胞前駆細胞が低値であるほど有意に心血管イベントによる死亡率が高まりますが、タダラフィル(シアリス)投与により血中の血管内皮前駆細胞が増加し、また血流依存性血管拡張反応(FMD・血管年齢)が有意に改善します。
 
PDE5阻害薬で治療中のED患者には前立腺癌の発症率が少ないことが後ろ向き7年間の研究で証明されています。
PDE5阻害薬は前立腺の低酸素状態を改善させること、またPDE5阻害薬により頻回の射精をすることが低酸素状態を防ぐこと、これらにより前立腺癌の発症を抑える可能性があります。
 
動脈硬化/血管障害と前立腺肥大は関連があるとされ、射精(=前立腺の血流改善運動)は前立腺肥大症(癌)を抑制しアンチエイジングにつながります。週に2回以上セックスする人は心血管疾患発生率が少ないとされています。
 
ただし、男性は不倫により急性心筋梗塞の発症が増加すること、婚外性交が家庭内性交より急性心筋梗塞の発症が多いことが報告されていますのでご留意ください。
 
 

2016-02-18 17:54:00

アンチエイジング

 
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